09. La vita dell'Agi - 2.

 

 

時折、機会がある時にAGIに仮親の卵を育てさせてみると、うまくいくことがある。しかし、AGIのヒナは仮親のヒナほど活力がないので、それがAGI自身の卵であった場合に同じ結果が得られるとは思えない。しかしながら、この 勇気づけられる ケースは肯定的な要因として、2羽のうちどちらかを繁殖用に選ばなければならない時の指標となるため、必ず記録している。さらに、1羽ずつの長所や短所も必ず記録し、繁殖時のつがいをつくる時に、また場合によっては別の飼育家へ譲渡する時の情報として役立てている。

 

繁殖を行う際は、熟知し、確かなものである自身の飼育場のカナリアのみを種親に使いたいと思っている。例えば、私の飼育場で保有している、特に際立った美しさを持つ白いAGIなどである。

 

私のAGIは、典型的な美しさを持つという点では高いレベルにあると言えるが、鳥本来の野生的な強さがあるかという点ではそうとは言えない。どんなに熱意のある飼育家でも同じだと思うが、私もまた価値の高いパリジーノやAGIがしばしば陥る急な発病や死といった出来事を前にすると、ひどく落胆し、もっと骨の折れない別の品種にしようという気になってしまう。

 

AGIの飼育と繁殖という、喜びと悲しみに満ちた長年にわたる趣味において、私は一つの哲学を持つに至った。 運命論者 になったとも言える。期待をかけていた美しい鳥を失った時、私は急いで記録帳にその 悲運 を記し、この鳥のDNAはまだ生きて成長している他の鳥の中にもあるのだからと自分を慰め、そして、人生の中にはカナリアよりずっと重要なことがあるのだからというありきたりな美辞麗句を自分自身に言い聞かせる。